子育てや独自の教育法など「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は東京・武蔵野市にある聖徳学園小学校を取材しました。なぞなぞや積み木を使って子どもの知能指数を伸ばすユニークな授業が特徴で、卒業生は毎年、東京大学をはじめとする難関大学に合格しています。どんな教育が行われているのか取材しました。
聖徳学園小学校は1クラス35人の少人数制を採っていて、知能の働きを鍛える独自の教育方法で子どもの考える力を伸ばしています。その「成果」は、IQ=知能指数に表れています。IQは平均値が100で、125を超えると優秀だといわれていますが、学校独自のテストで5・6年生のIQは170となり、平均を圧倒的に上回っています。卒業生は東京大学に毎年合格していて、多い年は10人もの東大生を輩出しています。
考える力を伸ばす教育とはどんなものでしょう。この日の2年生の授業は、模様が異なる8つの積み木を使って、図の通りに面を組み合わせるという課題です。上の面だけでなく、前・左・右全ての面を組み合わせて完成となります。どの模様を組み合わせれば完成するのか考えることで、推理し物事を解決する力を養います。他にも「なぞなぞ」で柔軟な思考能力を向上させるなど、聖徳学園では脳の発達が活発な小学4年までに集中的に知能の働きを鍛える訓練を行っています。これにより、子どもの考える力が身に付くと和田知之校長は強調します。
知能訓練で「子どもの考える力を鍛える」授業を推し進める和田校長は「子どもの力を伸ばす秘訣(ひけつ)」は、親がついつい言ってしまう“あの一言”を控えることだと話します。和田校長は「親は『勉強しなさい』となるべく言わない方がいい。子どもたちは最初は考えることが好き。勉強しなさいと強制させると、知らぬうちにだんだん考えるのが嫌いになってくる」と話します。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース