[農景 桜 2020] 春色・デュエット(日本農業新聞)

 山口県岩国市。桜「ソメイヨシノ」の並木と菜の花畑の間を、桜柄の列車がゆったりと走る。地元農家が丁寧に管理する景観だ。今年は例年より5日ほど早く、桜と菜の花が見頃を迎えた。

 菜の花は、農家らでつくる「南河内むらづくり塾」が毎年、約70アールの水田に植えている。1997年に始まった。メンバーは10月に種をまき、桜の開花に合わせて咲くよう管理する。4月中旬にはすき込んで、水稲の緑肥として活用する。

 錦川鉄道錦川清流線の「ひだまり号」は桜の花の模様をピンク色で描いた車体が特徴で、ファンが地域ならではの風景を楽しもうと訪れる。例年は地場産農産物を使った総菜などの販売イベントも開くが、今年は中止となった。

 むらづくり塾の代表の農家、山下博さん(69)は「植えた菜の花が桜と同時に咲き、今が一番の見頃。今年も美しく咲いた」と話した。

日本農業新聞

【関連記事】


Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment