鹿児島市は28日、市内の実験サルを扱う動物実験施設の職員1人がBウイルス病を発症したと発表した。サルとの直接的な接触で感染したとみられ、市によれば、ヒトへのBウイルスの感染は国内初という。
市によると、職員は今年2月、頭痛や発熱の症状を訴え、市内の医療機関を受診。医療機関からの連絡を受けて11月上旬、市や厚生労働省、国立感染症研究所が調査に入り、同研究所による検査の結果、Bウイルス病の発症を確認したという。市は感染した職員の容体は明らかにしていない。
市は「施設内で適切な感染症対策をしており、Bウイルスは空気感染もしない」として、ほかの人への感染の恐れはないと説明している。感染経路の調査は続けるという。
Bウイルス病は、狂犬病などと…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル