ラグビー・ワールドカップで沸いた豊田スタジアムが目の前にあり、1日約3万5千人が利用する名鉄豊田市駅まで徒歩10分。愛知県豊田市が、そんな中心市街地にキャンプ場の設置を検討している。キャンプといえば自然豊かな海や山だが、ここは会社帰りにもアウトドアを楽しめる「駅近キャンプ場」だ。
市中心部を流れる矢作川にかかる豊田大橋のたもとにある白浜公園は、広さ約10ヘクタールでナゴヤドーム二つ分。豊田市は18日から9泊10日の日程で、ここをキャンプ場にするニーズや課題を調査している。
1・7ヘクタールの芝生広場に4~8人が泊まれるテント五つが張られ、仮設のシャワーや水道も設けられた。テントの横にはプラグインハイブリッド車(PHV)の電源もある。初日の18日は雨だったが、市民らがキャンプとバーベキューを楽しんだ。夫や3人の子どもと一緒に訪れた豊田市の女性(44)は、今夏に別の場所で予定していたキャンプが台風で中止になったため、「再チャレンジのつもりで参加した」という。「まちの中でも、河川敷なら自然が豊かなので、キャンプ地として適地だと思います」
矢作川はアユ釣りが楽しめ、河…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル