名古屋大学病院(名古屋市昭和区)は15日、患者のCT画像に関する専門部署の報告を確認しなかったために肺がんの治療が遅れ、患者が亡くなったと発表した。医療過誤と判断して謝罪し、「再発防止に取り組む」としている。
同病院によると、患者は名古屋市内の50代女性。2014年5月3日に背中や腰の痛みで同病院の救急外来を訪れ、CT画像などから尿路結石と診断された。同7日に放射線科医が画像を見て「3カ月後の再検査」を勧める報告を作ったが、担当した医師らは読まなかったという。女性は15年6月に受けた検査で肺がんが判明。治療を受けたが18年5月に亡くなった。
報告を確認しなかったことで5…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル