初めて日本で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は、米国と中国というメンバーの大国同士の貿易摩擦への懸念がかつてなく高まる中で始まった。対立を「リスク」と指摘する声が首脳らから上がったが、当事者たちはどこ吹く風だ。議長国の日本は個別の項目の合意を積み上げて結束を演出するが、今後の議論で真価が問われるものが多い。▼1面参照
「貿易制限的措置の応酬はどの国の利益ともならない。世界貿易をめぐる状況には深く憂慮している」
議長を務めた安倍晋三首相は、世界経済と貿易をテーマにした会議の冒頭で、今まさにお互いへの追加関税の応酬を繰り返している米トランプ大統領や中国の習近平(シーチンピン)国家主席ら各国首脳を前にこう発言した。…… 本文:2,005文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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