韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて、締結された2016(平成28)年当時に外相を務めていた自民党の岸田文雄政調会長は22日夜、「外相として当時、締結を働きかけた立場として、誠に残念だ」と述べた。産経新聞の取材に答えた。
GSOMIAをめぐっては、韓国が12年6月、締結直前に延期した経緯がある。政府はその後も粘り強く締結を呼びかけ、実現に導いた。
岸田氏は今回の韓国の対応について「日米韓の連携がゆらいでいるという間違ったメッセージを北朝鮮に送ることを心配する」と語った。その上で、「(GSOMIA)は安全保障上、互いにメリットがある。韓国はより冷静であることが求められる」と強調した。
超党派の拉致議員連盟の会長を務める古屋圭司元拉致問題担当相(自民)は、破棄について「深刻な問題だ。韓国は最終的な解決に向け、知恵を出す必要がある」と訴えた。
古屋氏は「韓国は感情的になっている」と述べ、日本政府にも冷静な対応を求めた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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