IOCバッハ会長が24日、オリンピック(五輪)東京大会開閉会式演出チームの狂言師・野村萬斎氏や歌手・椎名林檎ら8人と初対面した。バッハ会長はあえて厳しい言葉で激励。「日本には伝統も創造性もあるが必ずしも世界が本質を評価していない」と話し、「すばらしい歴史と革新と技術を世界にアピールするチャンスだ」と話した。
式典が成功するには神聖さと本物さが不可欠とし「コピーなどはありえない。模倣を試みることもありえない。自身の方法で制作してください」と言った。その上で「ハードルを上げているようだが、皆さまの経歴を見れば、それができるのが分かる」と信頼。総合統括の野村氏は「日本の平和への貢献を表現し、スポーツをたたえる祭典にしたい」と応えた。
同チームが検討する聖火台のデザインは「太陽」をコンセプトに、球体とする方向で組織委などが検討を進めていることが分かった。次世代エネルギーの活用をPRする狙いで燃料に水素を使う案も出ている。関係者によると、現段階では球体が回転しながら開き、点火された内部の聖火が現れるイメージ。水素で燃やす炎を、五輪マークの青、黄、黒、緑、赤に着色する技術も検討が進んでいる。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース