「なんとなく体調不良が続くけど、どうしてだろう」「家族が病気らしいが、どんな治療がいいのか」……。医療や健康にまつわる情報を求める時、まずはインターネットで検索するという人は多いはず。ところが、膨大な検索結果の中には正確でない内容が交じっていることも。あふれる情報の見極め方を探ります。
ネットを使えば、国や研究機関が発信する医療健康情報を誰でも知ることができる。一方で、科学的根拠(エビデンス)に裏付けられた標準的な治療とは異なるものや、効果があるのか怪しい商品の広告にも簡単に行き当たる。
「後々になって後悔したり、健康被害につながったりしないよう、情報をうまく見極め、意思決定していく必要がある」と聖路加国際大大学院看護学研究科の中山和弘教授は話す。
医師による情報ならば大丈夫?
医療健康情報を集めて活用する力は「ヘルスリテラシー」と呼ばれる。日本人のヘルスリテラシーを点数化すると、他国より低い傾向にあるという。
中山さんらは、国内の1054…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル