ここ数年、必要性が再認識されている性教育の分野で、少し変わった本が誕生した。性を学ぶ案内役として登場するのは、パン。いったい、なぜパンなのか。
「個性を認め合う食パン」「メロンパンの自分らしさ」「ピザパンのバナナをのせる権利」――。
4月に出版された「パンでわかる包括的性教育」(小学館クリエイティブ)のページをめくると、各項目につけられたユニークな見出しが次々と目に入る。一見、性教育とは無縁に見えるが、これらはユネスコなどが作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」が示す包括的性教育の重要なテーマを、パンで表現した内容となっている。
本を企画したのは、同社書籍編集部の柴田麻佑さん(38)。きっかけは、自身が母親として感じた不安だった。
■「どうして生理が…」 しど…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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