大学入試の学校推薦型選抜と総合型選抜の出願が、秋から始まります。知識偏重ではない授業や入試への転換が叫ばれる中、高校時代の学びや活動の履歴で評価する入試の募集枠は年々広がってきています。こうしたなか、東京大学の推薦入試と京都大学の特色入試で合格者を続々と出している学校はどんな教育をしているのでしょうか。校長に聞く5回シリーズの4回目は、大阪の開明中学校高校です。
開明中学校・高校 林佳孝校長
7年前に京都大学の特色入試が始まってから毎年合格者を出し、今年は7人が合格しました。受験情報誌などの調査では、今年は全国最多とされています。
でも、本校の合格者の場合、国際科学オリンピックに入賞するなどの華々しい業績があるわけではありません。ただ、学校として中学時代から行事を多く実施し、自分たちで調べて発表する形の取り組みを積み重ねています。その内容を深めつつ、学力も着実につけていった生徒が合格を得た例が多いですね。
本校の行事をいくつか紹介しましょう。たとえば一昨年度の高2の修学旅行では、北海道の夕張市を訪ねました。事前に夕張市近辺の地域の振興策について調べ、現地で発表しました。
記事後半では、探究活動とリンクした文化祭について紹介します。
農学部に合格した女子生徒の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment