平塚学
宮崎市は6日、市内の保育施設で、うつぶせで昼寝をしていた0歳の乳児が病院に救急搬送され、死亡していたと発表した。乳幼児の窒息などのリスクを避けるため、国のガイドラインはあお向けにするよう指導しているが、この施設は守っていなかったという。
市によると、3月19日午後3時すぎ、職員2人が昼寝をしている乳児の異変に気づいた。乳児は救急搬送されたが、市内の病院で死亡が確認された。市への報告は3日後の22日だった。
市は乳児がうつぶせになった経緯を把握していないとしているほか、「死因が明らかになっていない」などとして、施設や乳児の詳細を明らかにしていない。
市は22~25日に施設に立ち入り調査をし、過去にも別の乳児をうつぶせで寝かせていたほか、時間帯によっては乳児1人あたりの職員数が国の設置基準を満たしていなかったことなどを確認。報告が遅れたことも踏まえ、29日、園に対して児童福祉法にもとづく改善勧告の行政処分をした。園は22日から休園している。再開は未定という。
県警宮崎北署が遺体を司法解剖して事件と事故の両面で調べている。(平塚学)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment