「子育てに同期をつくろう」を合言葉に、生まれた時期が近い0歳児とその保護者たちが、1年間一緒に参加できる親子教室がある。全国どこでもオンラインで受講できる「おやこ0歳教室」。産後すぐから始まる「しんどい」を経験した女性が、「こんな講座があったらよかったな」という思いを結実させた。
7月初め、大阪市内のマンションの一室に「ちぐママ」こと松尾ちぐささん(38)の姿があった。机には、離乳食中期に役立つ食材や、炊飯器に入れるとおかゆがたけるガラス製の容器などが並んでいる。
午前10時。パソコンの画面越しに話しかける。「皆さんの所も暑いですか? 離乳食の中期講座、始めます」。熊本や静岡に住む生後7カ月前後の子を持つ母親4人が聴き入る。豆腐や野菜をどれくらいあげたらいいかや2回食への移行の仕方などを説明。上手に離乳食が作れない、食べないなどの相談にも応じる。
最後の30分は松尾さんが画面から抜け、参加者だけの交流タイム。何げないおしゃべりが、ストレス解消につながるからだ。
講座は月1回の年間プログラ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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