旧統一教会の名称が2015年に現在の「世界平和統一家庭連合」に変更となったことに関して、永岡桂子文部科学相は26日の衆議院文部科学委員会で、文化庁が1997~2004年に計8回、教団から相談を受けていたと説明した。
共産党の宮本岳志氏の質問に答えた。名称変更の経緯について問われた永岡文科相は、1997~98年にかけて5回、2003~04年にかけて3回、名称変更に関する相談があったと説明。いずれも相談後に名称変更の申請はなかったとした。
この後、教団は15年6月に名称変更を申請し、8月に認められている。永岡文科相は答弁のなかで、文化庁が当時の下村博文文科相に対し、申請を受理することや、名称変更を認めることを報告した際の資料が確認できたと説明。この資料に関しては「法人の非公知の事実に関する情報を含み、行政の内部の意思形成過程に関する」として、公開しない考えを示した。
教団は1997年に文化庁宗務課に名称変更を相談。当時課長だった前川喜平・元文科事務次官は、教団をめぐって霊感商法などが問題となっていたことから「名前を変えることは正体隠しにつながる」などとして、名称変更の申請をさせなかったと証言している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment