ミシュラン一つ星の料理を自宅で楽しんでもらおうと、ザ・リッツ・カールトン大阪のフランス料理店「ラ・ベ」がフルコースのテイクアウトを始めた。コロナ禍の中、自宅でのお祝いなどで利用されている。
ラ・ベは3年連続9回目のミシュラン一つ星を獲得している関西を代表する名店の一つ。テイクアウトは「ラ・ベ@Home」と名付けて販売中。24時間以上前に予約して同店で受け取る。
前菜などは皿に盛り付けるだけで食べられる。メインの魚料理と肉料理もお湯で数分、袋ごと温めてから皿に盛り付けると食べられるように工夫されている。新鮮さを保つことに神経を使っているという。
メニューは多少の変動があるが、カナッペ、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザートがついている。カナッペにはカモのリエットなどがつき、アミューズは甘エビやキャビアを使ったブランマンジェ、前菜はその日の魚に合わせて味が調えられたサラダ、魚料理はオマールブルーのポシェ、肉料理は和牛サーロインのコーヒーバターロースト、特選デザートにマカロンやチョコレートといった構成のコース料理になっている。
1人分ずつ箱に収められており、1箱が税込み1万8千円。デザートにはお祝いメッセージを入れたチョコレートのプレートがつけられる。
有料のオプションで、パンやチーズ、ケーキや花束、料理と好みに合わせてソムリエが選んだワインなどもつけられる。
問い合わせは同店(06・6343・7020)。(後藤泰良)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル