佐野楓
3年ぶりに開かれた「第73回さっぽろ雪まつり」が11日、閉幕した。最終日には市民雪像58基の人気投票結果が発表され、スタジオジブリ作品「となりのトトロ」に登場するネコバスとサツキとメイ姉妹を緻密(ちみつ)に再現した「猫バス・スマイル」が1129票を集め、1位に輝いた。
制作したのは「東光電気工事北海道支社」(札幌市中央区)の雪像制作チーム。初出場した前回、トトロ像で2位に入った。3年ぶり開催で「子どもや海外からの観光客に、笑顔で見てもらいたい」との思いから、雪像もキャラクターの「笑顔」を前面に出した。
12月下旬から準備を始め、本州からの応援も含めて延べ40人が参加した。コロナ禍の影響でルールが変わり、5日間だった制作期間が3日間に、一度に携われる人数が5人に制限された。チーム代表の北田康子さん(52)は「短い期間で完成するか心配だったが、前回よりも進化した作品ができた。360度どこから見てもネコバスに見えるように、細部までこだわったのでうれしい」と話した。
2位にはアニメ「SPY×FAMILY」の人気キャラクター「アーニャ」がキツネダンスする像(札幌塗装工業協同組合 青年部会 M)、3位は大谷翔平選手像(きたきつね)が選ばれた。上位3グループには、次回の市民雪像制作の参加資格が与えられる。(佐野楓)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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