東京都小金井市は、市内の民間保育園10施設に対して、建設費などの補助金計約4千万円を過大に交付した可能性を明らかにした。市内に本部を置く保育園運営会社「コスモズ」などによる過大受給が発覚したのを受け、市が調べていた。
25日の市議会厚生文教委員会で報告した。市保育課によると、調査は、保育園に入れない待機児童対策が本格化した2016年度以降に新設されたり、増床したりした32施設について実施。その結果、コスモズが営む2施設など8事業者10施設で、1施設で最大1768万円、10施設で総額約4千万円を過大に交付した可能性がわかったとしている。
交付額を誤った理由について、外構部分や遊具など補助金対象外の工事費を、事業者側が申請した建設費に含めていた一方、市は工事の明細を確認せず、予算の大枠だけで審査して交付を決めていたという。今回の調査にあたって、各事業者に工事の内容を精査できる資料の提出を求め、補助対象外とみられる工事費を洗い出した。
確認された過大交付の大半は…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル