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小学1年生の妹(6)を自宅で蹴って死なせたとして、大津市内の兄で無職の少年(17)が傷害致死容疑で逮捕された事件で、妹が死亡する10日ほど前、2人が未明にコンビニエンスストアを訪れ、店からの通報で、県警が2人を児童相談所に通告していたことが、滋賀県警への取材でわかった。
県警は5日、少年を傷害致死容疑で大津地検に送検した。県警によると、妹の体には皮下出血の痕が100カ所ほどあり、肋骨(ろっこつ)が複数折れていたという。日常的に暴力を振るわれていた疑いもあるとみて捜査している。
県警によると、兄妹は母親との3人暮らし。7月21日未明、コンビニに兄妹だけで訪れ、不審に思った店の関係者が110番通報していた。警察官がかけつけ、児童相談所に通告したという。当時、妹に目立ったけがは確認できなかったとしている。また、兄妹について、以前に通報などを受けたこともなかったという。
兄の逮捕容疑は、この7月21日未明以降、8月1日までの間に、大津市内の自宅で、妹の腹や背中を蹴るなどして内臓破裂などの大けがを負わせ、1日に外傷性ショックで死亡させたというもの。県警は認否を明らかにしていない。
妹は1日朝、地元の児童公園から救急搬送されたが、すでに意識がなく、病院で死亡が確認された。公園にいた兄が、近所の人に「ジャングルジムから落ちた」という趣旨の説明をし、119番通報を頼んでいた。県警は、転落事故を装った疑いもあるとみて、詳しく事情を聴いている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル