ライフネット生命が性的少数者を対象にした調査で、10代の性的少数者の3割以上が不登校になった経験があると答えた。4割近くがいじめられた経験があると答え、学校で苦しい思いをしている児童・生徒が多いことをうかがわせる結果となった。
昨年12月~今年4月、全国の性的少数者1万449人にオンラインで調査した。対象にしたのはレズビアン(女性同性愛者)やゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれた時に割りあてられた性別と自認する性別が一致しない人)らだ。そのうち10代は456人だった。
小中高校で不登校になった経験があるかを聞いたところ、全体の21・1%が「ある」と回答。年代別では10代の割合が最も高く、34・9%だった。文部科学省の2022年度の全国調査では、不登校の割合は小中学生が3・2%、高校生が2・0%。調査に答えた性的少数者は、この10倍以上の割合となった。また、10代の38・8%が学校生活でいじめられた経験が「ある」と回答した。
暴力や性暴力、脅迫などの被…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル