10月の県内の倒産件数は前の月に比べ減少したものの、3か月連続で30件台となったことが、民間の信用調査会社、帝国データバンク大宮支店の調査でわかりました。
それによりますと、10月に、負債額1000万円以上を抱えて倒産した県内企業は、前の月より4件減少し、33件でした。ことしに入ってから倒産件数は、20件台が続いていましたが、8月に33件、9月に37件と、3か月連続で30件台となりました。
一方、負債総額は負債額およそ30億円の大型倒産があった影響で、17億6800万円増加し、58億8800万円となりました。これは、ことしに入って3番目の水準です。
帝国データバンク大宮支店は「近年、全国的に金融機関から返済条件の変更などを受けた、企業の倒産が増加傾向にある。長らく金融機関の経営悪化企業に対する、支援スタンスが続いてきたことで倒産は抑制されてきたが、経営改善に至らず、法的整理を選択せざるを得なくなった企業が、多数あることが浮き彫りとなっている」と指摘しています。
テレ玉
Source : 国内 – Yahoo!ニュース