10月10日はジュージューお好み焼の日 関西風か広島風か実態調査

野間あり葉

 主力商品の「お好みソース」などで知られるオタフクソース(広島市西区)は、10月10日(ジュージュー)の「お好み焼(やき)の日」にちなんだ調査を実施した。2大都市の大阪、広島に東京を加えた3都府県の20~69歳の男女1010人に聞いて見えたお好み焼きの食べ方や文化の違いとは――。

 調査は、6月19~23日にインターネットで実施した。東京、大阪の337人、広島の336人が答えた。

 「お好み焼きと聞いて思い浮かべる種類は」という質問に対し、大阪では関西風が76.0%、広島では広島風が76.8%と、「地元」が優勢。東京では関西風が33.5%、広島風が17.5%で、「どちらも思い浮かぶ」と答えたのが38.9%だった。

 関西風とクレープのような薄い生地の上に野菜や麺などを重ねて焼く広島風の違いを説明できるかを聞いたところ、「できる」が大阪では62.3%だったのに対し、広島では88.4%とより割合が高かった。

 また、「自宅で食べるお好み焼きの種類」について複数回答可で聞いたところ、大阪では関西風が94.7%に上り、広島風は6.7%にとどまった。一方、広島では広島風が70.3%で、関西風は46.6%だった。

 オタフクソースの担当者は「大阪では『関西風一択』だったが、広島ではある程度、関西風も受け入れられているなど、地域によるお好み焼き観の違いが分かった。これからも研究を重ねていきたい」と話している。(野間あり葉)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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