100年前、キューバに渡った曽祖父をたどって 念願の親族と対面

 米国出身で沖縄県からの移民4世の男性が30日、約100年前にキューバに渡った曽祖父の親族と対面した。男性は「ルーツを知りたい」と、これまで沖縄やキューバで親族を捜し続けていた。念願の対面に「夢のような気持ち。とてもうれしい」と話した。

 男性は、マシュー・タマシロ・ハリスさん(28)=茨城県在住。

 ハリスさんの母方の曽祖父・玉城徳蔵さんは、沖縄県北部、本部町の瀬底島出身。玉城さんは移民政策を請け負った会社の移民団として、1925年に26歳でキューバに渡り、農家となった。日米開戦後は収容所に収監され、キューバ革命後の67年にアメリカに移住し、70年に亡くなった。

 徳蔵さんの孫にあたる母と、徳蔵さんが遊んだことを聞いていたハリスさん。親族を捜したいと思い、2017年に瀬底島やキューバに足を運び、今年に入ってからは県立図書館(那覇市)にも相談し、移民に関する当時の資料や県史など手がかりを探った。

 3月、地元紙で親族を捜すハ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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