山口県警が昨年10月、全国で初めてとなる「100歳送致」をしていたことが、同県警への取材でわかった。殺人事件で、死体損壊・遺棄の疑いで全国指名手配していた容疑者が100歳になったことから「死亡している蓋然(がいぜん)性が高い」と判断し、書類送検したというものだ。
2010年4月、刑事訴訟法の改正で、殺人罪などの公訴時効が廃止された。この動きを受けて、警察庁がその後、長期化した未解決事件の捜査について示した方針の一つが、100歳送致だった。書類送検を節目として、事実上捜査は終結する。
姫路独協大の道谷卓教授(刑事訴訟法)は「公訴時効が廃止された以上、適正な裁判を行うために平均的な寿命を考えて適切な時期に捜査を終えることは望ましい」と話す。
100歳送致後に生存が判明…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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