11年の民家への発砲事件、容疑で指示役の工藤会幹部を逮捕

 福岡県福津市で2011年、建設会社に勤務する男性会社員宅に銃弾が撃ち込まれた事件で、県警は19日、指示役として特定危険指定暴力団工藤会の幹部を銃刀法違反(発射の禁止)などの疑いで逮捕し、発表した。

 逮捕されたのは、工藤会傘下組織組長、内蔵成喜八容疑者(56)=同県直方市。県警は認否を明らかにしていない。

 北九州地区暴力団犯罪捜査課によると、内蔵成容疑者は、11年5月6日午前1時35分ごろ、指示役として福津市内の被害者男性方前路上で拳銃を5発発砲し、男性宅の玄関ドアなどを壊した疑いがある。

 当時、家族4人が就寝中だったが、けが人はいなかった。県警は暴力団排除に取り組む企業への報復目的で男性を狙ったとみている。

 県警は昨年9月、この事件の実行犯として、工藤会系組幹部の竹内信二被告(58)と元幹部金森法文被告(57)を同法違反容疑などで逮捕。福岡地裁小倉支部はそれぞれに懲役8年と6年を言い渡している。

 11年には、県内で事業者を狙った暴力団の犯行とみられる発砲事件が18件発生した。このうち9件が未解決となっている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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