警察が昨年1~11月に受けた110番通報は765万4794件で、前年同期より64万4981件(7・8%)減った。同期間では比較できる記録がある2010年以降で最少で、特にコロナ禍による緊急事態宣言が出た昨年4~5月は前年より2割近く減少した。10日の110番の日に合わせて警察庁が発表した。
同庁によると、昨年4月の通報は前年比21%減の約58万9千件、昨年5月は同15%減の約64万9千件だった。外出自粛によってトラブルが減ったことなどが要因とみられる。ただ、コロナ禍が反映され、マスクが品薄だったと思われる時期に店から「客に『マスクを売れ』と言われてトラブルになっている」といった通報などが寄せられたという。
一方、緊急対応が必要ない通報は、全体の19・3%に当たる147万6741件。コロナ関連では「PCR検査をしている病院を教えてほしい」「スーパーのレジで間隔を空けずに並んでいる客がいた」などの通報があったという。
同庁は事件事故や人命救助など以外は「警察相談専用電話」(#9110)の利用を呼びかけている。
また、スマートフォンなど移動…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル