阿部浩明
北海道函館市選挙管理委員会は、衆院選の期日前投票で、選挙権のない少年(12)に誤って投票用紙を交付し、投票させたと発表した。他の票との区別がつかないため、投票は有効票扱いになるという。
市選管によると、少年は30日、市内の商業施設の期日前投票所を父親と訪れ、母親の入場券で受け付けをした。係員が選挙人名簿との照合を十分にしないまま手続きを進め、投票用紙を交付した。少年が小選挙区の投票をしたあとに係員がミスに気づき、比例代表と最高裁判所裁判官の国民審査は投票されなかった。父親は、体調の悪い妻の代理投票が可能だと思い、少年に入場券を渡したという。(阿部浩明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル