奥平真也
大津市内の診療所で、12歳未満の子どもが誤って新型コロナウイルスのワクチンを接種され、発熱や嘔吐(おうと)の症状が出ていたことが分かった。インフルエンザのワクチンと間違えたという。市が28日、明らかにした。
大津市によると、誤接種があったのは今月22日。診療所ではこの日、コロナとインフルの両方のワクチン接種の予約が入っており、診療所側が注射器を取り違えたという。すぐにミスに気付き、子どもは病院に入院したが、翌日に38度台の発熱、その次の日には嘔吐の症状が出た。25日に熱が下がって退院したという。
国内で12歳未満は現在、コロナワクチンの接種の対象になっていない。
市は「注射器にラベルを貼る」「離れた場所に用意する」といった注意を市内の医療機関に呼びかけた。(奥平真也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル