きょう(12日)は次第に冬型の気圧配置に変わります。北海道や東北の日本海側は雨から雪に変わるでしょう。きのうより暖かくなる関東は、夕方以降ガクッと気温が下がりそうです。
寒気流入 昼前から雪の範囲広がる
北海道から山陰の日本海側の地域では、低気圧や前線の影響で雨の降る所が多いでしょう。前線通過後は次第に寒気が流れ込むため、昼頃からは北海道や東北では雪に変わりそうです。
けさは全国的にこの時期としては気温が高く、北海道もほとんどの所でプラスの気温となっています。札幌は未明に最高気温10.2度を観測しました。12月中旬に札幌で2ケタの気温になるのは、1991年以来、28年ぶりのことです。
ただ、このあと北海道と東北の日本海側は西よりの季節風が強まり、日中は気温が下がる一方でしょう。平地でも降るものは雨から雪に変わり、ふぶく所もありそうです。北海海の日本海側は、あすの午前6時までの24時間に多い所では30センチの降雪が予想されています。また北海道から北陸の海上では波が高く、大しけとなるでしょう。高波に警戒して下さい。
関東も夜は冷える
太平洋側は広い範囲で晴れますが、だんだん冷たい冬の空気が流れ込んできます。日中は11月並みの暖かさになる関東も、夕方以降は気温が急に下がってヒンヤリしそうです。
関東は、日中はきのうより暖かくなるでしょう。最高気温は20度近くまで上がる所もありそうです。昼間はコートなしで過ごせる陽気です。ただ今夜は冷えてきて、冬の装いが必要です。北よりの風が強まるため気温以上に寒く感じられそうです。日中との気温差が大きいので油断して風邪などひかないようにして下さい。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子
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