12~13日は全国的に黄砂飛来か 東京で4月に観測なら16年ぶり

宮野拓也

 北日本から西日本の広い範囲で12日から13日にかけて、黄砂の飛来が予想されている。気象庁によると、東京で4月に黄砂が観測されれば2007年以来、16年ぶりとなる。見通しがきく距離が10キロ未満や、所によっては5キロ未満となるところもあり、交通機関に影響が出る可能性もあるとして注意を呼びかけている。

 黄砂は、中国大陸の砂漠で巻き上げられた細かい砂。中国大陸では11日午前に見通しがきく距離が2キロ未満になった所があったという。

 今年に入って3月24日に新潟県で観測されている。12日以降に観測されれば、広い範囲で今年初めての観測となる。東京で前回観測されたのは2021年5月だった。

 同庁によると、中国大陸に近い西日本や九州ではこの時期に黄砂がよく観測されるが、北海道までの広い範囲に飛来することは珍しいという。(宮野拓也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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