きょう(土)は梅雨前線の影響により、西・東日本の広い範囲で雨が降り、局地的に大雨となっている所がある。あす14日(日)も梅雨前線の影響を受け全国的に雨の降る所が多くなる見通しで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要となりそうだ。
活発な梅雨前線 西・東日本で局地的な大雨
きょう(土)西・東日本に梅雨前線に伴う帯状の雲がかかり、広い範囲で雨が降っている。 特に活発な雨雲のかかる島根県や鳥取で雨量が多くなっており、きょう(土)午後2時現在までの12時間降水量が、福光(島根県大田市)で182ミリ、鳥取で90.5ミリと6月の観測史上1位を記録した。
このあとも、今夜にかけて東海や西日本は断続的に雨が降り、局地的に雷を伴って非常に激しい雨の降る所がある見通し。これまでの雨で地盤が緩んでいる所があるため土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意警戒が必要だ。 一方、関東や北陸など東日本では次第に雨脚が弱まり夜には一旦止む所が多くなる予想。
梅雨前線北上 雨の範囲広がる
あす(日)朝には一旦雨の止んでいた関東・北陸で再び雨が降り出し、次第に雨脚が強まりそうだ。また午後は次第に北日本にも雨雲がかかり、夜遅くには激しく降る所が多くなる見込み。 一方、西日本はあすも夜にかけて断続的に雨が降り、九州や中国地方では局地的に激しく降る所がありそうだ。
蒸し暑さ続く
日本付近は、上空の暖かな空気の流れ込みが続いている。そのため、あすも全国的に日差しが少ない見込みだが、25℃以上の夏日となる所が多くなる予想。また湿度も高いため各地で蒸し暑く感じられそうだ。 消防庁によると、先週6月1日~7日の期間で熱中症により救急搬送された人数が全国で1194人となっている。本格的に暑さに気をつける季節を迎えており、熱中症対策をしっかり行っていきたい。
(気象予報士・寺本卓也)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment