15年続けた小学校までの2300歩 「卒業」やめた

 小学校まで2300歩。子どもたちと並んで歩くのが毎朝の日課になってから、15年ほどが過ぎた。

 岐阜県下呂市の金山地区にある下原小学校区に住む加藤富美子さん(84)。朝7時17分、集まった7人に「おはよう」と声をかけ、歩き出す。ダムを横切り、川をさかのぼる。朝日に照らされ輝く水面、鳥のさえずり、道ばたに咲き始めた花……。季節を感じながら、子どもたちについていく。

 「子どもたちと一緒にいるとね、なんとも言えない喜びをもらえるのね」

 そう話す加藤さんには、見守りを続けるワケがある。

 各地で交通事故が相次いだのを…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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