大型の台風5号は、昼過ぎから夕方にかけて先島諸島へ最も接近する見込みです。また梅雨前線が本州付近に停滞します。先島諸島は昼頃から、沖縄本島は夜は局地的に滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。九州から東北も夜にかけてバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所があり、大雨となるおそれがあります。
大型の台風5号 先島諸島へ
大型の台風5号は、18日(木)午前3時には沖縄の南を1時間におよそ20キロの速さで北上しています。今後、発達しながら北へ進み、昼過ぎから夕方にかけて先島諸島へかなり接近するでしょう。沖縄地方ではあす19日に(金)にかけて風が非常に強まり、大シケとなる見込みです。また台風周辺からの湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になりそうです。先島諸島は昼頃から局地的に激しい雨、沖縄本島では夜は雷を伴って滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。
九州~東北も大雨に
九州から東北にかけても大雨に注意が必要です。本州付近には梅雨前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。大気の状態が非常に不安定になりそうです。きのう17日(水)は久々に晴れた所も、きょう18日(木)は再び梅雨空に戻るでしょう。九州から東海は朝から断続的に雨が降り、雷を伴って激しく降る所がありそうです。関東も午後は局地的に雨が降るでしょう。急な激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。東北は夕方から次第に雨が降り、夜は広く雨となりそうです。激しい雨や雷雨となる所があるでしょう。北海道は晴れ間の出る所もありますが、午後は急な雨や雷雨にご注意ください。
予想雨量
あす19日(金)午前6時までの24時間に予想される雨の量は、多い所で沖縄地方で200ミリ、北陸地方で120ミリ、東海地方で100ミリ、中国地方で90ミリの見込みです。その後もさらに雨量が増えて大雨になるおそれがあります。
注意するべきこと
沖縄では滝のように降る雨で視界が悪くなり、車の運転は危険な状態になったり、道路が一気に冠水したりすることがあります。また風が強くなりますので、交通機関へ影響がでる可能性があります。また、うねりを伴って波も高くなりますので、海のレジャーは大変危険です。観光でお出かけの方も十分な注意が必要です。九州から東北も大雨になる所がありますので、土砂災害や、川の増水、低い土地の浸水などに、ご注意ください。
日本気象協会 本社 小野 聡子
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