埼玉県営公園のプールを使った水着撮影会の新しいルールづくりに向け、県公園緑地協会は24日、有識者らでつくる検討会が出す提言の「素案」を公表した。「乳首や性器が露出する可能性のある水着やポーズ」や18歳未満のモデルや撮影者の参加などは、認めるべきではないなどとする内容。協会は県民の意見を考慮するとして、2月6日までホームページで意見を募る。最終的な提言は同月中に発表される見込み。
同協会は、プールがある三つの県営公園の指定管理者。昨年6月、しらこばと水上公園(越谷市)でルールに反した「過激な撮影」があったなどとして、県営公園での水着撮影会の一律中止を要請した。その後、ルールが同公園にしかないことなどが判明。一部事業者への要請を撤回し、統一ルールを作ると決めた。
有識者らによる検討会は、ルールのあり方を提言してもらうため昨年9月に設立。今月19日までに非公開で5回会議を重ね、法学者や女性支援団体関係者、イベントの「主催団体関係者」「出演関係者」らへのヒアリングを実施。撮影会を視察したほか、主催した7事業者から意見も集め、検討したという。
今回公表した素案によれば、水着撮影会について、正当な理由がない限り公園の利用申請を拒否することは難しいことや、「県営公園で開催すべきではない」という声もあることを踏まえて「広く県民に受け入れられるよう、撮影会開催に慎重な意見にも十分配慮した条件設定を行う方向で検討を進めた」という。
水着やポーズについては、撮…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル