19年前の事件で殺人などの容疑で国際手配されていた男が逃亡先の南アフリカで死亡したとの情報があり、警視庁は24日に現地に捜査員を派遣する方針を固めた。埋葬された遺体を掘り起こしてDNA型を鑑定し、本人と確認できれば被疑者死亡のまま書類送検して一連の捜査を終える。
国際手配されているのは松井知行容疑者。2003年9月、仲間と共謀して元飲食店員の古川(こがわ)信也さん(当時26)を殺害し、遺体を切断して一部を東京都奥多摩町の山中に遺棄した疑いがある。04年4月に国際手配されたが、17年12月に南ア国内の海岸で見つかった遺体の指紋が松井容疑者のものと一致したという。
20年6月に現地の警察当局から情報を受けた警視庁は、最終的な身元の確認のため捜査員を派遣し、埋葬されている遺体のDNA型鑑定を現地当局に依頼するという。事件を巡っては11人が逮捕監禁や殺人の疑いなどで逮捕されており、警視庁は松井容疑者が主犯格だったとみている。
今回確認する遺体が17年に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル