19歳が思うスケートボードの先輩と政治家 響く言葉をくれるか否か

 生活はスケートボード中心に回っている。沖縄県浦添市の喜納陽政さん(19)は練習時間を確保するため、高校卒業後に就職ではなく、ガソリンスタンドでのアルバイトを続けることを選んだ。自分のペースで動けて、個性が技に出るボードに、高1の夏から夢中になった。

10代の新成人

18歳からは大人である。民法改正で、4月からそうなった。職を得て社会に踏み出した若者たちは何を思うのか。7月10日の投開票日に向け、参院選で各候補者が支持を訴えて声をからすいま、10代の新成人の声を聞いた。

 「プロになろう、ってわけじゃない。自分のレベルは分かってる」。ただ、うまくなりたい。

 週5~6日、1日8時間働いて、帰宅後は5分で着替えて公園へ。休日はチームで活動する。自分がまだ跳べないような場所では仲間を撮影する側に回り、石などの障害を取り除き、滑りやすい環境を整える。技術だけでなく、まわりを見て何をすべきか考えて動くことや、人との接し方も、ボードを通して先輩たちから学んできた。「人として成長できるような、響く言葉をかけてくれる」

 給料のほぼ半分は家賃代など…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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