増山祐史 福冨旅史
東京・新橋の雑居ビル(地上8階、地下1階)が3日午後に爆発し、4人が重軽傷を負った火災で、火元とみられる2階の飲食店は東京ガスとの都市ガス契約を結んでいなかったことが、同社への取材でわかった。出火当時はガス濃度が高かったとみられ、警視庁は4日に現場検証し、原因を調べている。
東京ガスによると、2階の飲食店との契約はなかったが、ビルの別フロアには都市ガスを供給していた。捜査関係者によると、店長の男性(52)は「普段から調理でガスは使っていない。たばこを吸おうとしてライターをつけたら爆発した」と説明。4日の現場検証では、店内の喫煙所付近の損傷が激しいことがわかったという。検証は5日も続ける予定。
愛宕署などによると、店長の男性が全身やけどで重傷、店員の女性(53)や通行人の男性(53)も爆発の影響で重傷を負い、通行人の男性(75)が軽傷という。周辺の車5台も破損したという。(増山祐史、福冨旅史)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル