森下裕介
生後2カ月の次男を冷蔵庫や冷凍庫に入れたとして、暴行の罪に問われた大阪市東住吉区の会社員西岡竜司被告(43)の判決が25日、大阪地裁であった。大久保優子裁判官は「被害者を守るべき立場にありながら、一人の人間であることを無視した身勝手な犯行だ」として、求刑通り罰金30万円を言い渡した。
判決によると、西岡被告は昨年4月、旅行先の福岡市早良区内のホテルの部屋で、次男を冷蔵庫や冷凍庫に入れて扉を閉めた。
弁護側は、次男の体の小ささを写真に収める目的だったとして無罪を主張していた。しかし、大久保裁判官は、乳児は体温調節の機能が未発達で、「低体温症や風邪になる危険性がある」と指摘。また、乳児は冷たい飲み物でも体調を崩す恐れがあることを西岡被告が知っていたとして、「暴行の故意があった」と認定した。(森下裕介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル