兵庫県稲美町岡で19日深夜から20日未明にかけて民家が全焼し、2人の遺体が見つかった火災で、兵庫県警は、現場の状況などから放火の疑いが強まったとして21日夜、加古川署に捜査本部を設置した。現住建造物等放火容疑で捜査を始めた。
捜査1課によると、この家に住んでいた50代の男性の所在がわからなくなっており、県警は何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。
また見つかった2人の遺体は、体の特徴などから、この家に住む小学生の兄弟とみられる。県警は身元の確認を進めるとともに、22日に司法解剖して死因を詳しく調べる。
この家は50代の父と40代の母を含めた5人暮らし。所在がわからなくなっている男性は母の兄で、兄弟の伯父という。
火災の通報は19日午後11時50分ごろ。木造2階建て約220平方メートルが全焼した。県警は21日も現場の焼け跡を詳しく調べたが、新たな遺体は見つからなかった。
兄弟の父は出火当時、妻を勤務先に迎えに行っていた。父は「家を出る時は静かだった」などと説明していたという。伯父は火災の前後に家を出ていた可能性があると県警はみている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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