山田みう
2億5千万円あまりに相当する覚醒剤を密輸入したとして、埼玉県警は、東京都北区の大学生の男(20)と足立区の無職の男(同)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕したと、17日発表した。県警は、2人の認否や、大学生の学校名は明らかにしていない。大学生が指示役、無職の男が荷物の受け取り役とみて調べている。
薬物銃器対策課によると、2人は19歳だった4月上旬、ほかの人物と共謀し、アラブ首長国連邦から航空便で都内のアパートに覚醒剤約4・1キロ(末端価格約2億5420万円)を送らせて、12日に密輸入した疑いがある。覚醒剤は化粧品容器の中に隠されていたという。県警は、以前からこのアパートを違法薬物の取引の拠点としてマークしていた。
4月中旬、アパート宛てに不審な荷物が送られたとの情報が東京税関から県警に寄せられた。県警は、この荷物がアパートから埼玉県内の公園に転送されるよう指定されていることを確認。捜査員が、公園にいた無職の男を違法薬物を持っていたとする麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕していた。その後の捜査で、密輸入の指示役とみられる大学生も特定したという。(山田みう)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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