新型コロナウイルスの感染拡大で、学校現場でのオンライン学習の必要性が高まっている。札幌市の札幌東高校(白石区)では教員がチームを作り、「かわら版」で情報を共有、学校を挙げて取り組んでいる。当初あった機器トラブルも減り、生徒たちにも好評だ。
オンライン学習というと、まず学校と生徒の自宅を結んだ形が想定されるが、札幌東高は密を避けるために、学校にいながらオンラインで学習する方式を取る。
受験のため毎日登校する3年生を除き、1、2年生は学年ごとに登校日を分け、2週間に5回学校に来る。登校しない日は、自宅で課題に取り組む。
登校した際も、生徒同士の距離を取るため、1クラスを二つに分割。教員がいる教室とリモート授業の教室に分け、2教室をオンライン会議システム「Zoom」でつないで同時に授業を行う。
リモート授業での生徒の様子はiPadで撮影され、教員のiPad画面でも様子が分かる。さらに教員は生徒同士の話し合いや作業の合間を利用し、二つの教室を行き来しながら授業を進める。
この方式は5月下旬から採用…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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