新型コロナウイルスの感染が収束しない中で、出生数の減少傾向に歯止めがかからない。厚生労働省が発表した人口動態統計の速報値によると、2月の出生数は前年より10・3%少ない5万9789人となった。速報値には、国内の外国人や国外で生まれた日本人も含まれる。厚労省によると、単月の出生数としては2004年1月以降で最少という。14・6%減だった1月に続き、大幅な減少幅となった。
2月の出生数は昨年2月の6万6639人から、6850人減った。月ごとの前年比の減少幅は、昨年は5月の9・7%減が最大だったが、今年は2カ月連続2ケタのマイナス幅になった。通年の減少幅をみても、昨年は前年比2・9%減だったのに対し、今年は2月までで12・6%減で推移している。(久永隆一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル