20か所以上の刺し傷が…近隣トラブルで強い殺意か 名古屋・北区男性2人刺殺事件(中京テレビNEWS)

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 名古屋市北区で24日、男性2人が男に刃物で刺され死亡した事件。逮捕された男が住む家の向かいの、マンションに住んでいた男性には20か所以上の刺し傷があったことが新たにわかりました。

 26日午前8時半ごろ、名古屋・北警察署。

「マスクに眼鏡姿の佐藤容疑者が車に乗り込みます。これから検察庁へ送られます」(記者)

 殺人の疑いで送検された佐藤俊彦容疑者(38)。しっかりとした足取りで警察車両へと乗り込みました。

 現場付近の住民が撮影した、事件直後の様子をとらえたとみられる映像。路上で1人の男性が横たわっているのが確認できます。倒れていたのは、小笠原智之さん(44)。

 そして、現場にはもう1人、血を流して倒れていた男性の姿が。佐藤容疑者の向かいのマンションに住む赤松英司さん(41)。

 2人は搬送先の病院で死亡しました。

「2人がいたときにたぶん刺してたんだろうね。刺された後に振り返って、血だらけっていうのがわかったから。刺した人もみたよ、細い人」(目撃者)

 その後、現場から逃走していた佐藤容疑者が小笠原さんを殺害した疑いで緊急逮捕されたのです。

 佐藤容疑者と亡くなった2人。3人の間にいったい何があったのでしょうか。

 24日夜。赤松さんと小笠原さんは2人で、佐藤容疑者の自宅を訪れたといいます。

 2人が家の前で大声を出し、佐藤容疑者が家から出てくると、約60メートル離れた路上へ。この間、いずれかの場所で口論となり、事件が起きたとみられているのです。

 そして、捜査関係者への取材で新たにわかったのが、2人の遺体の状況。小笠原さんの3か所の刺し傷に対し、赤松さんには胸など20か所以上の刺し傷があったといいます。

 こうした状況から赤松さんに対してより強い殺意があったとみられているのです。

 きっかけとして考えられるのが、佐藤容疑者が抱える“トラブル”。

「こちらが佐藤容疑者の自宅です。確認できるだけでも、複数の防犯カメラが取り付けられています。また防犯カメラの横にはセンサーライトも取り付けられています」(記者)

 佐藤容疑者の家の前には、近所を警戒してなのか、複数台の防犯カメラが設置されています。人付き合いがほとんどなく、あいさつを交わすこともなかったという佐藤容疑者。

 近隣住民とのトラブルが相次いでいて、向かいに住む赤松さんとも以前からトラブルがあったとみられています。

 調べに対し、黙秘しているという佐藤容疑者。警察は、赤松さんに対する殺人容疑での立件も視野に調べを進める方針です。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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