池田良
西日本鉄道は1日、福岡、北九州など4地区で運行する路線バスのダイヤ改定を今月16日に実施すると発表した。平日で約3・4%の減便となる。慢性的な運転手不足に加え、時間外労働の上限規制が4月から適用される「2024年問題」に対応するため、都市部を中心に最終便の発車時刻を大幅に繰り上げるという。
減便は、西鉄バス全181路線のうち福岡42、北九州8、久留米7の57路線で実施。近年減便を重ねてきたが、今回は22年以降の改定で最大の減便率となる。
また、福岡地区90路線のうち11路線が、最終便の発車時刻を30分以上繰り上げる。特に午後10時以降に博多・天神を起点とする路線では、最大61分の繰り上げになるという。北九州、久留米地区の一部路線でも最終便繰り上げを実施する。
西鉄の中嶋健太郎計画担当課長は「苦渋の決断であり、お客様にはご不便をお掛けしますが、ご理解をいただきたい」と説明した。(池田良)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル