寿柳聡
サッカーワールドカップ(W杯)にちなんだフットサル大会が3日、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムであり、県内で働いたり学んだりしている24カ国(日本を含む)の105人が熱戦を繰り広げた。
題して「サガン ワールドカップ2022」。新型コロナ禍で外国人同士や日本人との交流が限られてきた人たちに楽しんでもらおうと、県国際交流協会とJICA九州が初めて企画した。
大会では、佐賀県職員のサッカー部で監督も務める県国際課長が審判委員長としてホイッスルを吹いた。自動車関連企業で働くアフガニスタン人チーム、ウクライナ避難民女性も含んだ多国籍チームなど多彩なチームが国籍や性別、年齢に関係なく歓声をあげてボールを追った。
会場は、日本代表GKの権田修一選手やMF鎌田大地選手らも所属していたJ1サガン鳥栖のホーム。元選手でミスターサガンの異名がある高橋義希さんも助っ人として参加し、大会を盛り上げた。
決勝では、佐賀大のアフリカ人留学生らのチームが、県内の造船所で働くインドネシア人のチームに試合終了間際に追いつき、PK戦を制して優勝した。W杯は4年に1度だが、「みんながこんなに楽しんでくれるとは。ぜひ来年も開催したい」と主催者。参加者たちは口々に「練習をして、次こそ優勝を」と誓っていた。(寿柳聡)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment