京都市下京区下之町の市営住宅の一室で住人のアルバイト従業員、山村留美乃さん(24)の遺体が見つかり、京都府警は12日、殺人事件として下京署に捜査本部を設置した。上半身を中心に10カ所を超える刺し傷があったことから、府警は、強い殺意を持った人物による犯行の可能性もあるとみて、調べている。
府警によると、山村さんが数日間、職場に出勤していないことを知った親族の女性が11日午後2時ごろ、山村さん宅を訪問。山村さんが血を流して倒れているのを見つけ、110番通報した。首などに10カ所以上の刺し傷があるといい、司法解剖の結果、死因は、胸部にたまった血液で心臓が圧迫される「心タンポナーデ」だった。
山村さんは一人暮らしで、発見時は寝室とみられる部屋の布団の上に、衣服を着て仰向けの状態で倒れていた。部屋は施錠されており、親族の女性は合鍵を使って部屋に入ったという。
現場はJR京都駅から東に約500メートルの市営住宅。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル