北九州市で26年前に見つかった化石が、実は、1億年以上前の恐竜の骨だったことが、ようやくこのほど分かった。10月15日は「化石の日」。見つかった化石は13日から、北九州市八幡東区東田2丁目の市立いのちのたび博物館で展示されている。12月4日まで。
化石は小倉南区で1996年、博物館の発掘調査で見つかった。福岡大と熊本大の研究の結果、草食で長い首と尾を持ち、四足歩行の「竜脚類ティタノサウルス型類」の首の骨と分かったという。
これは中生代白亜紀前期の約1億1千万年前のもので、縦16・5センチ、横40センチ、厚み約6センチ。骨から推定される全長は十数メートルだ。
研究に関する論文は、日本古生物学会の英文誌「パレオントロジカル・リサーチ」に3月に投稿され、5月に受理されたという。
バックヤードで保管され続けた化石、先輩後輩の縁で研究室に
化石は長い間、いのちのたび博物館のバックヤードにしまわれたままだった。
博物館の大橋智之学芸員(4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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