デジタル庁は30日、企業の行政手続きを支援するシステム「GビズID」で、利用する2社262人分の個人情報が、システムの不具合により関係のない他社に漏洩(ろうえい)したと発表した。漏洩先となった企業には削除を依頼し、不正に利用された被害はないと説明した。
GビズIDは、企業が社会保険や補助金の申請手続きなど複数の行政サービスを簡単に利用できるようにするシステムで、約70万社が登録している。企業ごとに、このシステムを使える従業員を登録できる。
システムを運用するデジタル庁によると、この従業員リストが、プログラムの不具合により、誤って関係のない企業にダウンロードされてしまっていた。今月28日に漏洩先となった企業から「別の会社の情報が入っている」という連絡があり発覚した。
ダウンロード機能を利用した…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル