27園出しても入れない 保活激戦続く横浜「育休延長ならまた転職」

 第一希望の保育園は、自宅から歩いて30分かかる。「少し遠いけど、入れるだけでありがたいんです」

 横浜市港北区で0~4歳の3人の子どもを育てる男性(28)はこう話す。

 横浜市で認可保育園の利用申請書の配布が始まった12日、末っ子の次男の申請書を取りに区役所に来た。

認可保育園などの利用申請が今年も各地で始まりました。全国の「待機児童」は今年4月時点で2944人で、4年連続で過去最少を更新しましたが、横浜市では認可保育園などに入るのが難しい「保活激戦区」があります。記者が激戦区を歩きました。

申請書に10カ所書いて入園できたが…

 男性は、長女(4)の保活でかなり苦労した。

 1歳児クラスでの入園をめざし、申請書に10カ所ほど希望園を書いた。入園はできたものの、その園は「1年間だけなら預かれます」。

 1年後に転園した保育園は、自宅から徒歩で30分かかる場所にあった。

 妻は2人目の長男(2)の育休中に会社に代替要員が採用されて転職することになり、いまはパートで働く。

 長男は長女と同じ園に通っているが、次男が保育園に入れる保障はない。

 「もし、育休を延長すること…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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