28歳養子の男、事件当日どこに? 防犯カメラ「リレー方式」で捜査

 大阪府高槻市の民家で昨年7月、住人の女性(当時54)が殺害された事件で、女性の養子になっていた川崎市高津区坂戸3丁目の無職、高井凜容疑者(28)=殺人容疑などで再逮捕=の事件当日の行動について、大阪府警が防犯カメラの映像をつなぐ「リレー捜査」などを進めている。容疑者らしき男が女性宅近くで持っていたバッグと同じデザインのものが東京都内の量販店で事件当日の朝、容疑者名義のクレジットカードで購入されていたことも判明。店内のカメラにも似た男が映っていたという。

 府警が殺人などの疑いで高井容疑者を再逮捕してから1日で1週間。往復で700キロを超える東京都港区の容疑者の自宅マンション(当時)と女性宅付近を、何度も着替えながら行き来する男の姿を捜査員らが確認。保険金の受取人になっていた事実やクレジットカードの購入履歴などの状況証拠を積み重ねている。容疑者は黙秘しており、逮捕前の任意の事情聴取に「東京にいて、大阪へは行っていない」と事件への関与を否定したという。

 殺害されたのは高槻市八幡町都市銀行グループ会社員、高井直子さん。捜査1課によると、保険外交員だった高井容疑者と知り合い、2社で計約1億5千万円の生命保険に加入した。

 同課によると、高井容疑者は…

この記事は有料記事です。残り1093文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment