東京の私鉄大手・東急とJR北海道などが企画した、道内を3泊4日で周遊する豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス~北海道クルーズトレイン~」が28日から運行を開始した。同日午前には札幌駅で出発セレモニーが行われた。
2018年9月の胆振東部地震で落ち込んだ道内観光を盛り上げるため、東急やJR北などがプロジェクトを立ち上げ、ふだんは静岡・伊豆エリアを走っているロイヤルエクスプレスを道内で運行することになった。十勝、釧路、知床、北見、富良野、旭川などを巡るツアーの料金は1人税込み68万円と高価だったが、募集定員の8・2倍となる1232人が応募した。
拡大する「ザ・ロイヤルエクスプレス」の出発セレモニーで、右手を挙げて出発合図をする菊地和宏・JR札幌駅長=2020年8月28日午前11時6分、JR札幌駅5番線ホーム、東急・JR北海道提供
JR北の島田修社長は「全国の皆さんが一番乗りたい観光列車が『ロイヤルエクスプレス』。クルーの方々のおもてなしの心を学び、私どもの観光列車にも生かしたい」と語った。(戸田拓)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル